「この道で食べて行く」と決めた
高周波施術器のインディバ・アクティブを導入している
三浦 猛勉強というぐらいだから、資格を取るまではさぞ大変だったでしょうね。
中島 はい。高校卒業後に専門学校に進み、その後は病院に就職して、昼に働いて夜は学校に行く生活で、帰宅してからも勉強をしていましたからね。とにかく 「これで食べていくんだ」 という気持ちで、寝る時間もろくに取らずに取り組んでいました。
三浦 すごい頑張りじゃないですか。ぼくもプロライセンスを取得するのに医学や心理学や社会学などを学びましたから、勉強のキツさはわかるつもりです。でも、その頑張りがあったからこの整骨院を開業されたわけで、よかったですね。ちなみにこちら、施術機器がすごく充実していますね。
中島 特注の高気圧酸素カプセルや、インディバ・アクティブという高周波施術器を備えています。インディバは筋肉深部の疾患施術に有効で、プロの世界でも効果が高く評価されています。まだ日本市場に導入されて日が浅いので、これを所有するJリーグのチームと情報の交換もしています。酸素カプセルは、ロンドン五輪のサッカーやラグビーの日本代表に帯同したものと同じモデルなんですよ。
三浦 信頼は折り紙付きですね。専門学校進学、病院勤務という経験から猛勉強を経て資格を取り、こうして充実の施術機器を備えた整骨院を開かれました。まさに舞台が整った中で、中島院長は、普段はどのような考え方で施術に臨んでいますか?
中島 「患者さんの身になる」 というのは医療従事者として大事ですが、それが患者さんに伝わらなければ心がけても意味はないと思うんです。では、伝わるとはどういうことかというと、こちらが信頼されることだと思うんですね。じゃあ信頼されるためにはどうするかと考えた時に、「しっかり説明をする」 という結論になります。患者さんは怪我の状態がどうなのか不安な気持ちでいらっしゃるわけですから、その現状と、これからの最善の施術メニューをちゃんと説明して、復帰までの過程をイメージできるようにすれば安心だろうと思うんです。
三浦 つまり 「先を見せる施術」 が、信頼関係の構築につながるということですね。それ、すごく大切だと思いますよ。ぼくの経験からも、選手が能力を発揮できるのはメンタルな部分によるところが大きいんです。だから怪我の不安を持っていると100%の力を出せない。そういう意味で、信頼できるトレーナーは選手の心の拠りどころになる存在なんです。中島院長はまさにそういう先生なんですね。
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